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人間は働くために生きているのか【書評】ニートの歩き方

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「日本一のニート」@phaさんによる、どのようにしてphaが作られ、どのようにしてphaが生きているか書かれたニート本「ニートの歩き方」

phaさんが厳密な意味での「ニート」なのかというのはさておいて、とても共感できる内容が多い本でした。

「ニート」phaはどんな風に生きているのか

時間に束縛されるのが嫌いで、ネットにハマって会社を辞めた著者が、どんな風にニートになって、現在どんな感じの生活をしているのか。

本書の前半は主にそういう「ニートが出来るまで」から「ニートがなにしてるか」という話。

「世間のルール」から言うと常識から外れた生き方に見えるかもしれないが、言ってることは一貫していて、ちゃんと筋が通ってる。

「働かざる者食うべからずって言葉が嫌いだ」

こういう生き方が「許せない」という人は一定数いると思うんだけど、そういう生き方が「許せない」って考えるんじゃなくて、そういう生き方もあるんだな、って思える人が増えて欲しい。そんなテーマの本だと感じた。

「人には適正がある」から、会社で働くことがどうしても出来ないのならばやらなくてもいい。

「向いていない土俵で戦っても負けるだけだ」から、もう少し自分が無理なくいられる場所を探して、周りから変人だと思われることを気にせず自分なりの独自の生き方を切り開いていく。

phaさんは凄く「能力がある」人だと思うので、真似しようと思って簡単に真似できるわけではないけれど、結構「普通」に生きてる人のヒントになりそうな言葉も多く、生き方、働き方をじっくりと考えてみるきっかけにもなると思う。

「人間はちゃんと会社に勤めて真面目に働いて結婚して幸せな家庭を作るのが当たり前の生き方だ」という社会のルールにうまく適応できなくてしんどい思いをしている人が、色んな生き方があるということを知ることで少しでも楽になればいいな


P.004 はじめに

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