著者コグレ氏より献本頂きましたありがとうございます。
「LINE なぜ若者たちは無料通話&メールに飛びついたのか? 」は、LINEというネット好きな多くの人から見たら「なにがすごいのかよくわからん」ものの、一体どこが凄かったのか、これからどうなっていくのか、について書かれた本。
LINEって凄いらしいけど何が凄いの?
私の場合、LINEのアカウントは持ってるけど、特にわざわざ使うメリットを感じていなかった。
ていうか、自分がよくやり取りする相手はiPhoneユーザーばっかりなので、Apple様純正の「iMessage」の方が快適に感じている。
確かにスタンプって面白いんだけど、「アプリ起動してからメッセージを読み込む」っていうちょっとした時間が気になって、LINEじゃなくてiMessageで連絡してくれ!って思ってる派。
ただ、実際LINEを起動してみると「あれ!この人もいる!」みたいな感じで「連絡先」が見つかる人も多くて、LINEってすげー流行ってんだなぁって思ってはいた。
そんな、なんかすごいらしい「LINE」なんだけど、じゃあ一体このLINEというやつはどこがどう凄くて、どうやって流行って、これからどういう風になっていくのか。
その辺りの「LINEてなにがすごいのか」を解説したのがこの本のメインの内容。
インタビューが実に良かった
本の前半は、コグレマサト氏がわりとユーザー目線で語った「LINEのどういうところが便利なのか」という実感のこもった話。
そして後半は、まつもとあつし氏による「分析」っぽい感じの「LINEはどういうものなのか」(他のサービスとの比較や、プラットフォーム化を目指すとは、など)
また、章の合間に3人の特別インタビュー(内閣広報アドバイザーいしたにまさき氏、NHN Japan執行役員舛田淳氏、iモードの生みの親夏野剛氏)があり、内閣広報室でのLINE利用について、どうやってLINEが生まれたかなどが語られている。
特に最後の「iモードの父」によるLINEについてのコメントは、ストレートに言いたいことをスパッと言っている感じで、なおかつiモード作った人だからこそ、っていうコメントが盛りだくさんで実に面白かった。
現状、Kindle本が無いのは残念で、読むのが遅くなったけど、読み始めてみるととても親切に「LINE」について教えてくれて、サクッと読み終えることが出来ました。
すげー流行ってるぽいけど、結局LINEって何が凄いのかよくわからん人は、一回読んでみると「LINEすごいね」ってのはなんとなーくわかるようになるのではないかと思います。